イソップの香水 全10本比較|2026年9月の再編で名前と価格はどう変わった?旧名称対応表つき

イソップの香水は、ずっと「分かる人には分かる」ポジションにいました。ボトルは無骨で、名前は覚えにくく、店頭で試すと「これ、ハーブ?」と戸惑う人も多い。それでも一度気に入ると、ほかのブランドに戻れなくなる。そういう香りです。

そのイソップが、2026年9月1日にフレグランスのラインを大きく組み替えました。「ザ フラグラント フェーブルズ コレクション」という名前のもとで、既存の香りが新しい名前と設計思想を与えられ、新作「アンフォーシーン エアー」が加わり、価格も改定。つまり今、イソップの香水を検索すると、旧名称と新名称が混在していて、かなり分かりにくい状態になっています。

この記事では、2026年9月時点で公式サイトに掲載されている全10本を、旧名称との対応も含めて一本ずつ整理しました。価格と取扱状況は、イソップ公式サイトとmeeco(三越伊勢丹)で確認しています。

価格・取扱状況の確認日:2026年9月14日(すべて税込)

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2026年9月、イソップの香水は何が変わったか

名前が変わった:旧名称と新名称の対応

いちばん混乱するのがここです。既存の6本は、香りの「寓話」を表す言葉を頭につけた新しい名前になりました。旧名称で覚えている人は、この表で照らし合わせてください。

新名称(2026年9月〜)旧名称発売
タシット トゥルースタシット9月1日
バウンドレス エレミアエレミア9月1日
エターナル カーストカースト9月1日
エンタイアリー オルナーオルナー9月1日
ローズ アライゼスローズ9月1日
エヴォーキング イーディシスイーディシス9月1日
サイレントリー、ヒュイルヒュイル10月1日
アンフォーシーン エアー—(新作)9月1日

コレクションに入っていない既存の2本、「アバヴ アス、ステオーラ」(2025年秋の新作)と「マラケッシュ インテンス」は、これまでどおりの名前と価格で公式サイトに掲載されています。一方で、ミラセッティ、グローム、オウラノンの3本は、2026年9月時点で公式サイトのフレグランス一覧に見当たりません。コレクションは全12種構成になると報じられているので、今後追加される可能性はありますが、現時点では「買えるのは10本」と考えてください。

価格が変わった:50mLで25,960円に

コレクションの8本は、50mLが25,960円、100mLが40,700円に統一されました。以前のイソップの香水は50mLで2万円前後だったので、はっきりと値上がりしています。正直に言って、安くはない。ただ、100mLの単価は50mLの約78%で、気に入った一本を長く使う人には100mLのほうが現実的です。コレクション外のアバヴ アス、ステオーラは50mL 23,870円、マラケッシュ インテンスは50mL 19,030円/100mL 29,150円で据え置かれています。

設計思想が変わった:「ラディカル イングリディエント」と「ファビュリスト アコード」

新コレクションの香りは、2つの要素で語られます。ひとつは「ラディカル イングリディエント」で、一種類の植物エキスを極力加工せずに配合した香料。もうひとつは「ファビュリスト アコード」で、3つの香料を組み合わせて、現実には香りを持たないもの(銀の鉱石、海の泡、ひび割れたコンクリートなど)の香りを描き出すという発想です。各香りの説明にこの2つが必ず出てくるので、以下でも併記します。香りを選ぶときの手がかりとして、けっこう役に立ちます。

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現行10本の早見表

名前香調主なノート価格(50mL)ひとことで
タシット トゥルースフレッシュ・シトラス・グリーンユズ、バジル、ベチバー25,960円イソップ入門。夜明けの柑橘とバジル
アンフォーシーン エアーフレッシュ・アロマティック・ミネラルゼラニウム、ラバンディン、ナツメグ25,960円2026年新作。清らかな風のフゼア
バウンドレス エレミアグリーン・フローラル・シトラスユズ、ミモザ、トマトリーフ25,960円コンクリートを割る新芽
エターナル カーストフレッシュ・ハーベイシャス・マリンジュニパー、セージ、ベチバー25,960円濡れた岩と海の泡
エンタイアリー オルナーフローラル・ハーベイシャスカモミール、マグノリアリーフ、サンダルウッド25,960円銀の装身具のようなフローラル
ローズ アライゼスフローラル・グリーン・ウッディローズ、シソ、グアヤクウッド25,960円棘のあるバラ
エヴォーキング イーディシスウッディ・スパイシー・アンバリーサンダルウッド、クミン、フランキンセンス25,960円鏡の向こうのウッディ
サイレントリー、ヒュイルスモーキー・ウッディ・スパイシーフランキンセンス、サイプレス、ヒノキ25,960円ヒノキの森の静寂(10月1日)
アバヴ アス、ステオーラアンバー・ウッディ・スパイシーカルダモン、フランキンセンス、バニラビーン23,870円星座のアンバー
マラケッシュ インテンスウッディ・スパイシー・フローラルクローブ、サンダルウッド、カルダモン19,030円最古参。粗削りなスパイス
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選び方:3つの系統で考える

10本もあると迷いますが、系統で分ければ3つです。柑橘とハーブが主役の「フレッシュ系」(タシット トゥルース、アンフォーシーン エアー、バウンドレス エレミア、エターナル カースト)、花を軸にした「フローラル系」(エンタイアリー オルナー、ローズ アライゼス)、木と樹脂とスパイスの「ウッディ・アンバー系」(エヴォーキング イーディシス、サイレントリー、ヒュイル、アバヴ アス、ステオーラ、マラケッシュ インテンス)。

イソップの香水に共通しているのは、どの系統でも「甘くしない」こと。フローラル系ですら、花より葉や茎の印象が強い。だから「香水は甘いから苦手」という人ほど、イソップは合いやすい。逆に、バニラやフルーツの甘さを求める人は、正直、ほかのブランドのほうが幸せです。この前提のうえで、一本ずつ見ていきます。

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フレッシュ系の4本

ITEM 01

タシット トゥルース(旧:タシット)

フレッシュシトラスグリーン50mL 25,960円/100mL 40,700円

イソップの香水で、いちばん多くの人が最初に手に取るのがこれ。旧名「タシット」で知っている人も多いはずです。トップにユズ、バジル グランベール、クローブ。ハートにローズマリー、ミント、フェンネル。ベースにシダーウッド、ベチバーハート、アンバー。ラディカル イングリディエントはバジルで、ファビュリスト アコードは「ファーストライト」(ユズ、ベチバー、フェンネル)。毎日繰り返される夜明けの瞬間、というのが香りの寓話です。

つけた瞬間は、ユズの明るさとバジルの青さがいっぺんに来て、「これは日本の柑橘だ」と分かる。そこからハーブが続いて、最後はベチバーで乾いた土のように落ち着きます。甘さはほぼゼロ。清潔で、少しだけ苦い。オフィスで使っても誰にも嫌がられない香りで、性別も年齢も問いません。イソップを初めて買うなら、まずこれを試してから他を考える、で間違いない。

向かないのは、香りをしっかり残したい人。フレッシュ系の宿命で、数時間で肌の近くに引っ込みます。あと、バジルの青さが「食べ物っぽい」と感じる人も一定数いるので、店頭で確認を。

ITEM 02

アンフォーシーン エアー(2026年9月 新作)

フレッシュアロマティックミネラル50mL 25,960円/100mL 40,700円

コレクションと同時に登場した、今年の新作。名前は古代ギリシャ語で「空気」と「予期しない」を意味する言葉から取られていて、気まぐれに向きを変える風がテーマです。トップにライムハート、プチグレン、ナツメグ。ミドルにユーカリプタス、ゼラニウム、ラバンディン。ベースにパチョリハート、サイプレス、ラブダナム レジノイド。ラディカル イングリディエントはナツメグ、ファビュリスト アコードは「ピュア エアー」(ゼラニウム、ラバンディン、ローズマリー)。

香調としては、伝統的な「フゼア」(ラベンダーとゼラニウム、クマリンを軸にした、いわゆる男性用香水の古典的な型)をイソップ流に解釈したもの。ただし古典的なフゼアの粉っぽさや石けん感はなく、ゼラニウムとラバンディンの青さに、ナツメグの乾いた温かさが乗る構成です。ミネラル感、つまり石や水のような無機質な冷たさがあって、そこが「風」らしい。

タシット トゥルースが「朝の柑橘」なら、こちらは「昼の風」。より乾いていて、ややスパイシー。フゼア系のメンズ香水に慣れている人には新鮮で、そうでない人には少し硬派に感じるかもしれません。甘さ皆無なので、そこは覚悟して。

ITEM 03

バウンドレス エレミア(旧:エレミア)

グリーンフローラルシトラス50mL 25,960円/100mL 40,700円

コンクリートのひび割れを破って萌える新芽、というのが寓話。トップにユズ、ベルガモット、グレープフルーツ。ハートにミモザ、グリーンティー、グアヤクウッド。ベースにシダーウッド、ベチバーハート、アンバー。ラディカル イングリディエントはトマトリーフ、ファビュリスト アコードは「クラックト コンクリート」(ヘイ、イリス、バジル)。

トマトの葉、と聞いて驚く人もいると思いますが、実際に嗅ぐと納得します。あの青くて少し苦い、夏の家庭菜園の匂い。そこにミモザの粉っぽいやわらかさと緑茶が重なって、柑橘で明るくなる。10本のなかでいちばん「植物そのもの」に近い香りで、緑の匂いが好きな人には刺さります。フレッシュ系の4本のなかでは、いちばん柔らかい。

向かないのは、「青い匂い」に苦手意識がある人と、香水に華やかさを求める人。これは花束ではなく、雑草の生命力の香りです。そこを愛せるかどうか。

ITEM 04

エターナル カースト(旧:カースト)

フレッシュハーベイシャスマリン50mL 25,960円/100mL 40,700円

打ち寄せて砕ける波の音、濡れた岩のきらめき。樹木が点在する海岸線がテーマです。トップにジュニパー、ピンクペッパー、ベルガモット。ミドルにローズマリー、セージ、クミン。ベースにベチバー、サンダルウッド、シダー。ラディカル イングリディエントはジュニパー、ファビュリスト アコードは「シーフォウム」(カロン、セージ、ピンクペッパー)。

「マリン」と聞くと、いわゆる海系香水の人工的な水っぽさを想像しがちですが、これは違います。ジュニパーの針葉樹の鋭さ、セージの薬草っぽさ、そこにクミンの汗のような温かみが少しだけ。海というより「海辺の岩場に生えている低木」の香りで、塩気と緑と、少しの体温がある。10本のなかで、いちばん「イソップらしい変わり者」だと思います。

クミンが入っているので、人によっては「スパイスの棚」や「体臭っぽさ」を感じます。これを面白いと思えるか、無理と思うかで、はっきり分かれる。無難さを求めるならタシット トゥルースへ。人と違う一本が欲しいなら、これ。

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フローラル系の2本

ITEM 05

エンタイアリー オルナー(旧:オルナー)

フローラルハーベイシャスフレッシュ50mL 25,960円/100mL 40,700円

奮い立つフローラル、ハーベイシャスな草葉、フレッシュな芳香が、装身具のように肌を飾る。トップにローマンカモミール、カルダモン、ピンクペッパー。ミドルにマグノリアリーフ、ゼラニウム、カルダモン。ベースにサンダルウッド、シダーハート、シプリオルハート。ラディカル イングリディエントはマグノリアリーフ、ファビュリスト アコードは「シルバー オーア」(パチョリハート、ローマンカモミール、ピンクペッパー)で、銀鉱石の光沢を描いています。

フローラルと分類されていますが、花びらの香りではありません。マグノリアの「葉」、カモミールの乾いた草、カルダモンの冷たいスパイス。全体として金属的で、少し冷たくて、きれい。「銀のアクセサリーをつけたときの気分」という寓話は、嗅ぐとかなり腑に落ちます。フローラル系が苦手な人でも使える、珍しいフローラルです。

逆に「花の香りが欲しくてフローラルを選んだ」人には、期待外れになりやすい。甘さも華やかさもないので、そこはローズ アライゼスとの比較で決めてください。

ITEM 06

ローズ アライゼス(旧:ローズ)

フローラルグリーンウッディ50mL 25,960円/100mL 40,700円

バラの棘と花から着想した、季節をめぐるバラの旅路。トップにローズ、ピンクペッパー、シソ。ハートにローズ、グアヤクウッド、ジャスミン。ベースにベチバー、パチョリ、ミルラ。ラディカル イングリディエントはローズ、ファビュリスト アコードは「ソーン」(シソ、ベチバー ブルボン、ジャスミン)で、貫くような棘の意志を表しています。

イソップのバラは、甘くありません。シソの青さとピンクペッパーの刺激が先に来て、バラは「花瓶のバラ」というより「庭の、まだ蕾のバラの茎を折ったときの匂い」。ベースにミルラとパチョリが入っているので、後半は樹脂っぽく、少しスモーキーに落ち着きます。「バラの香水は甘くて苦手」だった人が、初めて気に入るバラになりやすい。性別も問いません。

向かないのは、王道のロマンティックなローズを求めている人。それは他のブランドの領域で、イソップに求めるものではありません。ここは正直に、はっきり言っておきます。

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ウッディ・アンバー系の4本

ITEM 07

エヴォーキング イーディシス(旧:イーディシス)

ウッディスパイシーアンバリー50mL 25,960円/100mL 40,700円

反射する表面の向こうにあるものは何か、と手招くように香る。真の姿についての寓話です。トップにプチグレン、ブラックペッパー、フランキンセンス。ミドルにクミン、シダー、フランキンセンス。ベースにサンダルウッド、シダー、ベチバー。ラディカル イングリディエントはサンダルウッド、ファビュリスト アコードは「ミラー」(ネロリ、プチグレン、ブラックペッパー)。

最初の数分はプチグレンとブラックペッパーで、意外なほど明るい。そこからフランキンセンスの煙とクミンの温かみが出てきて、最後はサンダルウッドがクリーミーに残ります。ウッディ・スパイシー系のなかでは、いちばん「きれいめ」で、重たくない。秋冬の定番として選びやすく、ジャケットに合う香りです。

クミンが苦手な人は要注意で、エターナル カーストと同じ理由で好き嫌いが分かれます。それを除けば、ウッディ系で迷ったときの第一候補にしていい一本。

ITEM 08

サイレントリー、ヒュイル(旧:ヒュイル)— 10月1日発売

スモーキーウッディスパイシー50mL 25,960円/100mL 40,700円

コレクション最後の一本で、発売は2026年10月1日。旧名「ヒュイル」の時代から、日本のヒノキの森を主題にした香りとして、イソップの香水のなかでも特に人気の高かったものです。トップにタイム、エレミ、ピンクペッパー。ハートにサイプレス、スウェード、ゼラニウム。ベースにベチバー、フランキンセンス、シダー。ラディカル イングリディエントはフランキンセンス、ファビュリスト アコードは「ヒノキ フォレスト」(シダー、ヒノキ、タイム)。

いにしえのヒノキの森の深い静寂。スモーキーで、ウッディで、少しスパイシー。旧ヒュイルを使っていた人なら、あの「雨上がりの神社の匂い」を思い出すはずです。10本のなかで、いちばん煙たく、いちばん静か。冬の香りとして、これ以上のものは多くありません。

ただし、スモーキーな香りが苦手な人にはかなり厳しい。お香やキャンプの焚き火の匂いが好きかどうかで判断してください。発売前に旧ヒュイルの在庫が店頭やECに残っていることもあるので、名前を確認して。

ITEM 09

アバヴ アス、ステオーラ(コレクション外)

アンバーウッディスパイシー50mL 23,870円

2025年9月に登場した、夜空の星座をイメージした香り。トップにカルダモン、ベルガモット、エレミ。ハートにフランキンセンス、ラブダナム、シプリオルハート。ベースにバニラビーン、シナモン、シプリオルハート。今回の再編ではコレクションに含まれず、名前も価格(50mL 23,870円)もそのままで掲載されています。100mLの展開はありません。

イソップの香水としては珍しく、バニラビーンとシナモンが入っていて、10本のなかでいちばん「甘さ」がある。といっても、生のカルダモンがシトラスのように鮮烈に走るので、甘ったるくはなりません。フランキンセンスとラブダナムの樹脂がアンバーの土台を作り、その上を冷たいスパイスが通り抜ける。「甘いのは苦手だけど、冬はぬくもりが欲しい」人の落としどころとして、よくできています。

向かないのは、イソップに「青さ」を求めている人。これは緑の香りではなく、夜の香りです。コレクション外なので今後の扱いがどうなるかは分かりませんが、2026年9月時点では公式で普通に買えます。

ITEM 10

マラケッシュ インテンス(コレクション外)

ウッディスパイシーフローラル50mL 19,030円/100mL 29,150円

イソップの香水の最古参。モロッコのマラケッシュの街に着想を得た、粗削りで非正統派の香り、と公式は説明しています。トップにベルガモット、ネロリ、ジャスミン。ミドルにローズ、カルダモン、パチュリ。ベースにサンダルウッド、シダーウッド、クローブ。今回の再編でも名前と価格は据え置きで、10本のなかで唯一2万円を切ります。

クローブとカルダモンのスパイスに、ネロリとローズの花、パチュリの土。全部が同時に来て、整理されていない感じが、そのまま魅力になっている香りです。「粗削り」は誇張ではなく、洗練より熱気。秋冬の夜、一枚多く羽織ったときに似合います。マラケッシュを知っている人が「あの市場の匂い」と言うのも分かる。

向かないのは、清潔感やきれいめの香りを求めている人。これはフレッシュ系の対極です。逆に、イソップのハーブ感が物足りなかった人には、これがいちばん「香水らしい」一本になるかもしれません。価格が抑えられているのも、正直に言えば大きい。

meeco(三越伊勢丹)でイソップのフレグランスを見る イソップ公式サイトのフレグランス一覧を見る

どちらも正規取扱。新コレクションは発売直後で在庫が動きやすい状態です(2026年9月時点)

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初めての一本を、タイプ別に

とにかく失敗したくない

タシット トゥルース。ユズとバジルの清潔さは、性別も季節も場所も選びません。イソップの香水の「基準点」として、まずこれを知っておくと、他の9本の位置づけが分かります。

秋冬に買う、ウッディが好き

エヴォーキング イーディシスが第一候補。きれいめで重たくない。もっと煙たく、静かなものが欲しければ、10月1日発売のサイレントリー、ヒュイルを待つ価値があります。予算を抑えるならマラケッシュ インテンス。

甘いのは苦手だけど、少しはぬくもりが欲しい

アバヴ アス、ステオーラ。バニラとシナモンが入っている唯一の一本ですが、カルダモンが甘さを切ってくれます。イソップで「冬の夜」をやるなら、これ。

人と被りたくない

エターナル カーストか、バウンドレス エレミア。前者は海辺の低木とクミン、後者はトマトの葉。どちらも「え、これ香水?」と言われる系統で、それを楽しめる人向けです。

バラが好きだけど、甘いバラは飽きた

ローズ アライゼス。シソと棘のバラは、バラの香水の常識から一度外れたい人に。フローラルなのに花っぽくないものがいいなら、エンタイアリー オルナーの「銀の鉱石」も。

新しいもの好き

アンフォーシーン エアー。2026年の新作で、フゼアの再解釈。メンズ香水の古典を知っている人ほど面白がれる一本です。

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50mLと100mL、どちらを買うか

コレクションの8本は、50mLが25,960円、100mLが40,700円。100mLの1mLあたりの価格は50mLの約78%で、はっきり割安です。ただ、イソップの香水は「毎日つける一本」というより「気分で使い分ける数本」になりやすいので、初めての一本は50mLで十分だと思います。100mLは、タシット トゥルースのように毎日使えるフレッシュ系を、実際に半年使ってから。マラケッシュ インテンスは100mLでも29,150円なので、こちらは最初から100mLでも現実的です。

もうひとつ。イソップの直営店では、香りを肌につけて試させてくれます。この10本は紙と肌で印象がかなり変わるので、できれば店頭で手首につけて、一日過ごしてから決めてください。正直、2万円を超える香水を試さずに買うのは勧めません。

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どこで買うか

イソップの香水は、公式サイトと直営店、そして百貨店の正規取扱店で買えます。この記事では、三越伊勢丹のmeeco(ISETAN BEAUTY online)を案内しています。新コレクションの掲載も始まっていて、発売直後は在庫の入れ替わりが激しいので、目当ての香りが「在庫なし」でも、少し時間を置いて確認してみてください。

Amazonや楽天でも名前は見かけますが、その多くは並行輸入品か、旧名称の在庫です。2026年9月以降は旧名称と新名称が入り混じっていて、価格差の理由がそこにあることも多い。中身は同じ香りでも、リニューアルで設計が見直されている可能性があるので、正規品を新名称で買うのがいちばん確実です。

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よくある質問

旧名称の「タシット」と新名称の「タシット トゥルース」は、同じ香りですか?

公式には既存の香りを新コレクションとして再構成したものと案内されており、ノートの構成は旧タシットの系譜を継いでいます。ただ、細部が調整されている可能性はあるので、旧タシットを愛用していた人は一度店頭で確認するのが安心です。

ミラセッティやグローム、オウラノンはもう買えないのですか?

2026年9月時点で、公式サイトのフレグランス一覧には掲載されていません。コレクションは全12種構成になると報じられているため、今後新名称で加わる可能性はありますが、現時点では未発表です。店頭やECに残っている旧品を見つけたら、それが最後の在庫かもしれません。

イソップの香水は、男性向けですか?

ブランドとして性別を分けていません。実際、フローラル系のローズ アライゼスやエンタイアリー オルナーも、花より葉や金属の印象が強く、男性が使っても違和感がありません。逆にフレッシュ系やウッディ系を女性が使うのも、ごく自然です。

香りはどのくらい持ちますか?

オードパルファンですが、フレッシュ系は数時間で肌の近くに引っ込みます。ウッディ・アンバー系(エヴォーキング イーディシス、サイレントリー、ヒュイル、アバヴ アス、ステオーラ、マラケッシュ インテンス)のほうが長く残る傾向です。持続を最優先するなら、この4本から。

いちばん安く買う方法はありますか?

正規品の価格は公式も百貨店も同じです。1mLあたりで見れば100mLが割安ですが、初めての一本を100mLで買うのは勧めません。並行輸入品は安く見えますが、旧名称の在庫や保管状態の問題があるので、価格差だけで選ばないほうがいいと思います。

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おわりに

イソップの香水は、2026年9月の再編で「分かりにくさ」が一段増しました。名前が変わり、値段が上がり、消えた香りもある。それでも、この10本のどれかが「自分の香り」になったとき、それを手放せなくなることは、たぶん変わりません。

迷ったらタシット トゥルース。秋冬ならエヴォーキング イーディシスか、10月のサイレントリー、ヒュイル。予算を抑えるならマラケッシュ インテンス。旧名称で探していた人が、新しい名前でその香りに再会できるように、この記事を置いておきます。

価格・取扱状況は2026年9月14日時点でイソップ公式サイトおよびmeeco(ISETAN BEAUTY online)を確認したものです。新コレクションは発売直後のため、在庫状況・ラインナップは変わる可能性があります。香りの印象は個人の感想です。本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。

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