Maison Lilas Blanc
まずは、
3本から。
「スキンケアを始めてみたいけれど、何から手をつければいいのか分からない」——。 売り場には膨大な数のアイテムが並び、専門用語も多くて、最初の一歩がいちばん高く感じられます。 けれど、スキンケアの基本は驚くほどシンプルです。まず揃えるのは、洗顔・化粧水・乳液の3つだけ。 肌の特徴から、3ステップのやり方、アイテムの選び方、慣れてきたあとの“+α”まで、つまずかないように順番に整理します。
Why now
メンズスキンケアが、
「当たり前」になった理由
数年前まで、スキンケアはどこか「女性のもの」というイメージがありました。いま、その常識は大きく変わりつつあります。 調査会社インテージの発表(2025年2月)によると、男性化粧品の市場は数字のうえでもはっきり伸びています。
497億円
2024年の男性化粧品市場
前年比114.8%。2019年と比べると約1.8倍に広がりました。日焼け止めは2019年比で2.0倍です。
約9割
基礎化粧品が占める割合
男性化粧品のうち、洗顔・化粧水などの基礎化粧品が約9割(438億円)。そのおよそ半分を洗顔と化粧水が占めています。
1.8倍
20〜30代の購入金額
基礎化粧品の購入金額は2019年比で20〜30代が1.8倍。60〜70代でも1.5倍と、世代を問わず伸びています。
多くの人が「まずは洗顔と化粧水から」スキンケアを始めている。この記事の3ステップは、その流れにそのまま沿った王道の入り口です。 清潔感が仕事でもプライベートでも大切にされるいま、スキンケアは歯磨きや髪のセットと同じ「身だしなみの基本」になりつつあります。
Skin facts
男性の肌の特徴|
だからこそ、保湿が欠かせない
効果的なケアのためには、まず自分の肌の性質を知っておくこと。男性の肌には、次のような傾向があります。
I
皮脂が多い
女性に比べて皮脂の分泌量が多い傾向にあり、額や鼻まわり(Tゾーン)を中心にテカりやすく、毛穴の詰まりや黒ずみも気になりやすくなります。
II
実は乾燥しやすい
水分が逃げやすい傾向があるといわれ、皮脂は多いのに内側は乾いている「インナードライ」になりがち。テカるからと保湿を省くのは逆効果です。
III
ヒゲ剃りの負担
カミソリの刃が肌の表面をこするので、乾燥やヒリつきにつながることも。剃ったあとの肌は、とくにやさしく扱いたい状態です。
目指すのは、余分な皮脂や汚れはやさしく落としつつ、うるおいはしっかり与えて閉じ込めること。それを叶えるのが、洗顔・化粧水・乳液の3ステップです。
Skin types
自分の肌タイプを、
ざっくり知っておく
同じ「男性の肌」でも、状態は人それぞれ。洗顔後、何もつけずに数分置いたときの肌の感じが、判断のヒントになります。
| 肌タイプ | サイン | アイテム選びの方向性 |
|---|---|---|
| Oily脂性肌 | 全体的にテカる・洗顔後すぐベタつく | さっぱり洗顔+軽めの化粧水・乳液 |
| Dry乾燥肌 | つっぱる・かさつく・ヒゲ剃り後にヒリつく | マイルド洗顔+とろみ化粧水+しっとり乳液 |
| Combination混合肌 | Tゾーンはテカり、頬や口元は乾く | 部位で使い分け(乳液はメリハリづけ) |
| Sensitive敏感に傾きやすい肌 | 季節や体調で赤み・かゆみが出やすい | 低刺激・シンプルな処方を優先 |
Shaving
ヒゲ剃りの前後で、
肌の快適さが変わる
シェービングは肌の表面を刃でこする行為なので、少なからず負担がかかります。前後のケアを少し工夫するだけで、快適さが変わってきます。
Three Steps
まず揃えたい基本の3ステップHow to
洗顔・化粧水・乳液、
それぞれのやり方
洗顔で汚れを落とし、化粧水でうるおいを与え、乳液で閉じ込める。流れはこれだけです。
01 — 洗顔
STEP 1|WASH
「洗う」より、「泡で包む」。
皮脂や汗、ほこり、古い角質をリセットして、清潔な状態に整えるのが洗顔。ポイントは落としすぎないことです。 ぬるま湯(32〜34℃くらい)で顔を軽く濡らし、洗顔料をしっかり泡立てて、その泡をクッションにTゾーンから頬へと転がすように洗います。 泡立てが苦手なら、泡立てネットを使うのが手軽で確実。熱いお湯は必要な皮脂まで奪うので、あくまでぬるま湯で。 すすぎは、生え際やフェイスライン、小鼻の脇に残りやすいので念入りに。洗顔は朝晩の1日2回が目安です。
02 — 化粧水
STEP 2|LOTION
洗顔後すぐに、たっぷりのうるおいを。
洗顔後の肌は、うるおいが逃げやすい状態です。すぐに化粧水でうるおいを補いましょう。 適量を手のひらに取り、顔全体にやさしくなじませます。強くたたく必要はありません。 手のひらで包み込むように押さえ、肌がしっとり吸いつくような感触になれば十分です。 乾燥が気になる目元・口元、ヒゲ剃り後の頬は重ねづけを。少量をケチるより、たっぷり使うほうがうるおい感を得やすくなります。
03 — 乳液
STEP 3|EMULSION
テカりが気になる人ほど、フタは省かない。
最後の仕上げが乳液です。化粧水で与えたうるおいは、そのままだと時間とともに逃げてしまいます。 乳液に含まれる油分が、水分を逃がさない“フタ”の役割をします。 パール1粒ほどを手に取り、顔全体に薄くのばしましょう。ベタつきが苦手なら、Tゾーンは薄めに、乾きやすい部分は重ねるとメリハリが出ます。 「乳液を塗るとテカる」と感じる人は、さっぱりタイプやジェル状のものを。少量でもいいので、化粧水とセットで習慣にしていきましょう。
Items
ステップ別・アイテムの選び方Face Wash
洗顔料|
泡立ちと洗い上がりで選ぶ
しっかり泡立って、やさしく洗えるものを。皮脂が気になる人はさっぱりタイプ、乾燥やヒリつきが気になる人はうるおいを守るマイルドタイプが向いています。 最初から高価なものを揃える必要はありません。続けやすい価格と、心地よい使用感を基準にどうぞ。
BULK HOMME Wash
THE FACE WASH|バルクオム
濃密な泡で、本格的に始める。
メンズスキンケアブランド、バルクオムの洗顔料。専用の泡立てネットとセットで選べて、もっちりとした濃密泡で洗い上げます。 洗い上がりはしっとり寄り。スキンケアにしっかりこだわって始めたい人の、最初の1本に選ばれています。
ORBIS Mr. Wash
オルビス ミスター フォーミングウォッシュ(120g)
ミドル価格で、ちょうどいい実力。
オルビスのメンズライン「ミスター」の洗顔料。すばやく立つ濃密泡で、皮脂や毛穴の汚れをすっきり落とします。 シェービングフォームとしても使えるので、朝の洗顔とヒゲ剃りを1本で済ませたい人に。価格と実力のバランスがいい定番です。
NILE Wash
濃密泡洗顔|クリーム洗顔せっけん
クレイ配合で、皮脂が気になる人に。
皮脂汚れを吸着するクレイ成分「カオリン」を配合した、NILEの洗顔料。付属のネットで立てる弾力のある泡で、こすらずに洗えます。 ベルガモットなど性別を問わない香りで、パートナーと共有もしやすい一本です。
Drugstore Wash
専科・ニベアメン・無印良品などの洗顔料
まずは気軽に、毎日たっぷり。
ドラッグストアで手に入る、手頃な価格の洗顔料も十分な選択肢です。泡立ちがよく、洗い上がりがつっぱりすぎないものを選べば、最初の1本として失敗が少なくなります。
Lotion
化粧水|
テクスチャーと保湿感で選ぶ
ベタつきが苦手ならさっぱりタイプ、乾燥が強いならとろみのある高保湿タイプを。毎日たっぷり使うものなので、容量とコスパも見ておくと続けやすくなります。
BULK HOMME Lotion
THE REPAIR LOTION|薬用化粧水|医薬部外品
ブランドで揃えるなら、この化粧水。
いまバルクオムの公式ショップで化粧水として並んでいるのが、この医薬部外品の薬用化粧水です。 同じブランドの洗顔料・乳液と揃えて、香りや使用感に統一感のあるケアを楽しみたい人に向いています。
ORBIS Mr. Lotion
オルビス ミスター エッセンスローション(180mL)|医薬部外品
こぼれにくいジェルで、さっぱりとしっとりの間。
ミスターラインの化粧水。手からこぼれにくいジェル状で、有効成分グリチルリチン酸2Kを配合した医薬部外品です。 ベタつきが苦手な人でも使いやすいバランス型で、オールインワンローションとして1本で済ませる使い方もできます。
NILE Lotion
オールインワンスキンケアローション(150mL)
少量でも、しっかり保湿。
セラミド3種とヒアルロン酸Naを配合した、NILEのローション。化粧水として使いながら、 乳液・クリームまでの役割を1本で担えるのが特徴です。乾燥が気になる人や、ヒゲ剃り後のケアにもなじみやすい一本。
Drugstore Lotion
ハトムギ化粧水・肌ラボ 極潤 など
大容量を、惜しみなく。
大容量で手頃な価格の化粧水は、惜しみなくたっぷり使いたい人にぴったり。顔だけでなく、ヒゲ剃り後や首まわりにも気兼ねなく使えます。 さっぱりしたものは、乳液を重ねるのが前提です。
Emulsion
乳液・保湿|
仕上がりの好みで選ぶ
さっぱり仕上げたいならジェルや軽めの乳液、しっかり保湿したいならクリーム寄りの乳液を。 ベタつきが苦手な人ほど省きがちですが、うるおいを閉じ込める大切なステップなので、軽い使用感のものを選んで続けましょう。
BULK HOMME Emulsion
THE EMULSION|乳液
化粧水とセットで、うるおいを抱え込む。
いまバルクオムの公式ショップに並んでいる乳液がこちら。 THE REPAIR LOTIONと組み合わせて使う前提の設計で、しっかり保湿したい人に向いています。
ORBIS Mr. Cream
オルビス ミスター モイスチャライジングクリーム(50g)
朝でも使える、さらっとしたクリーム。
ミスターラインの保湿クリーム。ベタつきにくく、さらっとした使用感なので、出かける前の朝でも使いやすいのが特徴です。 エッセンスローションと組み合わせれば、ミスターの3ステップがそろいます。
NILE Gel Cream
オールインワンジェルクリーム
もっちり仕上げたい日に。
ジェルとクリームの中間のような、NILEのオールインワン。化粧水のあとに重ねれば乳液がわりに、 これ1本でも保湿まで済ませられます。乾燥が気になる人や、うるおい感をしっかり残したい季節に。
Drugstore Emulsion
ニベアメン などの乳液
まずは、保湿を習慣にする。
手に入れやすい価格の乳液で、まずは「化粧水のあとに乳液」という習慣をつけるのも十分な始め方です。
Budget
予算別、
3ステップの揃え方
「結局いくらかかるの?」に答えるために、予算感の違う3つの揃え方を紹介します。どれが正解ということはなく、続けやすさで選ぶのがいちばんです。
| 揃え方 | 目安予算(3点) | 例 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Drugstoreプチプラ | 〜2,000円台 | ハトムギ化粧水・ニベアメン など | まず習慣化を試したい |
| Middleミドル | 6,000円台 | オルビス ミスター(洗顔1,650円+化粧水2,420円+クリーム2,420円) | 使用感と価格のバランス重視 |
| Brand本格ブランド | 1万円前後 | バルクオム(洗顔・薬用化粧水・乳液のセット 9,680円) | 体験ごと楽しみたい・こだわり派 |
最初はプチプラで習慣をつくり、続けられそうだと分かってからミドルや本格ブランドに“昇格”させるのも、堅実な流れです。
Ingredients
覚えておきたい成分|
ラベルの見方の基本
慣れてきたら、配合成分にも少し目を向けてみましょう。全部を覚える必要はありません。代表的なものを知っておくだけで、選びやすくなります。
成分表示は、原則として配合量の多い順に書かれています。上のほうに保湿成分があるかを見ると選びやすくなります。 肌が敏感に傾きやすい人は、アルコール(エタノール)や香料の刺激が気になる場合も。「しみる」「赤くなる」と感じたら、低刺激・無香料タイプを試してみてください。
Avoid
よくある失敗と、
注意点
Plus one
慣れてきたら、
“+α”のケアも
3ステップが習慣になったら、悩みに合わせてアイテムを足していきましょう。いきなり全部を揃える必要はありません。
Routine
朝と夜の、
ルーティン例
「いつ・何をやればいいか」がイメージできると、続けやすさが一気に上がります。
Morning
朝|約2〜3分
洗顔 → 化粧水 → 乳液 → 日焼け止め寝ている間の皮脂をオフして、日中の乾燥と紫外線に備えるのが目的。時間がない日は、洗顔・化粧水・乳液の3点だけでも十分です。
Night
夜|約3〜5分
洗顔 → 化粧水 → 乳液 → 必要なら美容液一日の汚れをリセットして、眠っている間の肌をうるおいで満たしておく時間。一日の終わりのリラックスタイムとして、丁寧に。
Why it matters
スキンケアがもたらす、
「清潔感」という価値
清潔感は、
毎日の手入れで誰でも底上げできる。
スキンケアを続けた先に、多くの人が感じるのが「清潔感」の変化です。うるおいが保たれていると、乾燥によるカサつきや、 皮脂によるテカりが目立ちにくくなり、整った印象につながります。ヒゲ剃り後の肌荒れが落ち着くだけでも、顔まわりの印象はぐっと変わるもの。 高価なアイテムや特別なテクニックはいりません。3ステップを毎日コツコツ続けることが、もっとも手堅い自己投資です。
Q & A
迷いやすいポイントQ&A
Q順番は「化粧水→乳液」で合っていますか?
Aはい。基本は「洗顔 → 化粧水 → 乳液」です。水分(化粧水)で満たしてから、油分(乳液)でフタをする、と覚えておけば大丈夫です。
Q朝も夜も、全部やるべき?
A理想は朝晩とも3ステップですが、続けることが最優先。難しければ「夜はしっかり3ステップ、朝は洗顔と保湿だけ」など、無理のない形から始めましょう。
Q化粧水と乳液、どちらか1つだけならどっち?
Aどちらも大切で、「与えて閉じ込める」までがワンセットです。1本にするなら、両方の役割を兼ねるオールインワンが現実的です。
Qコットンは必要ですか?
A手のひらでなじませれば十分です。手で温めながらつけたほうが、肌へのなじみも感じやすくなります。
Q洗顔後、化粧水までどれくらいで塗ればいい?
A洗顔後の肌は、うるおいが逃げやすい状態です。目安は洗顔後すぐ〜数分以内。タオルで押さえるように水気を取ったら、そのまま化粧水へ。
Qどれくらいで変化を感じられますか?
A感じ方には個人差がありますが、スキンケアは即効性を狙うより、続けることで肌のコンディションを支えていくもの。まずは数週間、毎日の習慣にしてみてください。
Qニキビや肌荒れがひどいときも、スキンケアしていい?
A炎症や強い肌荒れがある場合は、自己判断で刺激を与えず、まず皮ふ科に相談するのが安心です。落ち着いてから、低刺激のケアを取り入れましょう。
まずは、洗顔・化粧水・
乳液の3本から
スキンケアは、難しく考える必要はありません。すべての基本は、この3ステップです。
- 洗顔 泡でやさしく、余分な皮脂と汚れを落とす
- 化粧水 洗顔後すぐに、たっぷりのうるおいを
- 乳液 うるおいにフタをして、閉じ込める
最初から完璧を目指さず、続けやすい価格と心地よい使用感のアイテムで、まずは3本から。 習慣になったころには、鏡に映る自分の肌が、きっと少し好きになっているはずです。
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市場データは株式会社インテージの発表(2025年2月)にもとづきます。商品の区分・仕様・価格は2026年10月時点で各メーカー・公式ショップの情報を確認したもので、変更される場合があります。最新の情報は各商品ページでご確認ください。
化粧品・医薬部外品の効能は、それぞれ認められた範囲に限られ、感じ方には個人差があります。肌に異常があらわれた場合は使用を中止し、皮膚科専門医などにご相談ください。
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