エルメスの金木犀の香水「オスマンサス ユンナン」とは|どんな香り・値段・どこで買えるか

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます(エルメスへのリンクは広告ではありません)。香りの構成は、エルメスの公式な説明と、香水の情報サイト・美容メディアの記載をもとにしています。価格は当サイトが確認した時点の参考価格(税込)です。最新の価格と取り扱いは、エルメス公式サイトでご確認ください。

「エルメスの金木犀の香り」。秋になると、そう呼ばれて探される香水があります。
先に答えると、その香水の名前は「オスマンサス ユンナン」。オスマンサスは金木犀、ユンナンは中国の雲南のこと。エルメスの香水コレクション「エルメッセンス」の一作です。
この記事では、この一本だけを、少し深く見ていきます。どんな香りか、本物の金木犀にどのくらい近いのか、どのくらい香りが続くのか。そして、4万円を超える値段をどう考えるか、どこで買えるか。手頃な価格で近い香りを楽しむ方法も、最後にまとめました。

✕ ✕ ✕

エルメスの金木犀の香りは「オスマンサス ユンナン」

The answer

エルメスに「金木犀の香り」という名前の香水があるわけではありません。金木犀(オスマンサス)を主役にしたエルメスの香水が「オスマンサス ユンナン」で、日本では金木犀の香水を探す人のあいだで、「エルメスの金木犀」と呼ばれてきました。

  • 名前オードトワレ《オスマンサス ユンナン》(エルメッセンス)
  • 調香ジャン=クロード・エレナ
  • 発売2005年
  • 濃度オードトワレ(EDT)
  • 容量・価格100mL 42,020円(当サイト確認時)
  • 香りの方向金木犀とお茶。甘さ控えめで、透明感がある
  • 性別男女を問わない香りとして案内されている
  • 買える場所エルメスのブティック、百貨店内の「エルメス・イン・カラー」、エルメス公式オンライン

エルメッセンスは、2004年に始まったエルメスの香水コレクションです。ひとつの素材やひとつの記憶を、短い詩のように香りにする、というのがコレクションの考え方で、オスマンサス ユンナンはその5作目にあたります。着想は、北京の紫禁城(故宮)に咲く金木犀だと語られています。

✕ ✕ ✕

どんな香り? ─ 金木犀と、雲南の紅茶

The scent

エルメスの説明では、ベルベットのようにやわらかいお茶と、アプリコットのような金木犀を重ねた香り。主な素材はお茶、金木犀、オレンジです。香水の情報サイトなどで紹介されている構成は、次のとおりです。

段階香り感じ方の目安
トップオレンジ、紅茶(雲南の紅茶)つけてすぐ。明るい柑橘と、乾いた茶葉
ミドル金木犀(オスマンサス)、フリージアつけてから1時間ほど。金木犀らしさがいちばん分かる時間
ラストアプリコット、レザー数時間後。果実の皮のような、やわらかい余韻

← 横にスクロールできます

つけたては、オレンジの明るさと、少しスモーキーな乾いた茶葉の香り。しばらくすると、その奥から金木犀がふわりと立ち上がります。ただ、その金木犀は、街で嗅ぐような甘く濃い香りではありません。甘さを抑えて、お茶の静けさの中に溶かしたような金木犀です。

最後に残るのは、干したアプリコットの皮のような、控えめな果実の香りと、スエードのようなやわらかさ。海外の香水レビューでは、この最後の部分を「ミルキー」「スエードのよう」と表現するものもあります。全体を通して、水彩画のように淡い香りです。

✕ ✕ ✕

本物の金木犀に、どのくらい近いか

How real?

ここは、正直に書いておきます。オスマンサス ユンナンは、街で嗅ぐ金木犀をそのまま再現した香りではありません。

金木犀の花から採れる天然の香料は、ごくわずかで高価です。そのため、市販の金木犀の香水の多くは、アプリコットや柑橘、お茶、ジャスミンなどを組み合わせて「金木犀らしさ」を作っています。その中で、SHIROやアクア シャボンのように、あの甘い香りにできるだけ寄せる方向と、金木犀を素材のひとつとして、香水として組み立てる方向があります。オスマンサス ユンナンは、はっきり後者です。

海外の香水ブロガーの中には「本物の金木犀の香りがする」と書く人もいますが、日本のレビューでは「金木犀感が弱い」「思っていたより淡い」という声もあります。秋の空気そのものを持ち歩きたいなら、ほかの香水のほうが満足しやすいはずです。金木犀を手がかりに、静かで上品な香りを探しているなら、この一本はとてもよく応えてくれます。

買う前に、肌で試してほしい理由

オスマンサス ユンナンは、紙(ムエット)の上と肌の上で、印象が大きく変わる香りです。紙では紅茶が強く感じられ、肌では金木犀とアプリコットがやわらかく出てくる、ということがよくあります。ブティックで試すなら、手首の内側に一度つけて、30分ほど時間を置いてから判断してください。

✕ ✕ ✕

香りの持ちと、つけ方

Wearing it

オードトワレで、香りは軽め。複数のレビューで、香りの持ちは3〜4時間ほどと書かれています。金木犀らしさがはっきり分かるのは、つけてから1時間ほどです。半日以上しっかり香らせたい人には、物足りなく感じられるかもしれません。

そのかわり、周りに広がりすぎないので、職場や食事の場でも使いやすい香りです。つけるなら、手首や首すじに1〜2プッシュ。外出が長い日は、小さなアトマイザーに少し移して、昼過ぎにつけ直すのがおすすめです。

香りが淡いぶん、ほかの香りと重ねやすいのも特徴です。たとえば、同じ金木犀の手頃な香水を首すじに、オスマンサス ユンナンを手首に。甘さとお茶の静けさが混ざって、自分だけの金木犀になります。

✕ ✕ ✕

いつ、誰に似合うか

When and who

季節は秋だけではない

金木犀の香りというと秋のものですが、オスマンサス ユンナンはお茶と柑橘が軸なので、春や初夏にも自然につけられる香りです。とくに空気の乾く秋から初冬、11月ごろによく合うという声があります。金木犀の香水の中では、季節を選ばない数少ない一本です。

性別を問わない

エルメスは、男女を問わない香りとして案内しています。甘さが控えめで、お茶とレザーの落ち着きがあるので、「金木犀は甘くて女性的」という印象を持つ人にも試してほしい香りです。

贈り物としては

香水を贈るのは、相手の好みをある程度知っているときにしてください。金木犀が好きだと分かっている相手、エルメスが好きな相手への、特別な贈り物になります。好みが分からないなら、香りを選ぶきっかけになるセットのほうが確実です。贈り方の考え方は「香りのギフト、予算別の選び方」でまとめています。

向いている人
  • 甘くない、静かな金木犀が欲しい
  • 季節を選ばず使える一本を探している
  • お茶の香りが好き
向かない人
  • 街で嗅ぐ、甘く濃い金木犀の香りが欲しい
  • 半日以上、しっかり香らせたい
  • 秋の2か月だけ使えればいい
✕ ✕ ✕

値段と、買える場所

Price and where

100mLで42,020円(当サイトが確認した時点の価格)。エルメッセンスのオードトワレは、香りによらず同じ価格帯です。海外のエルメス公式サイトには詰め替え用(200mL)も載っていますが、日本での扱いは公式でご確認ください。

正規に買えるのは、エルメスの店と公式オンライン

オスマンサス ユンナンを正規に買えるのは、エルメスのブティック、伊勢丹新宿やGINZA SIXなどにある「エルメス・イン・カラー」、そしてエルメスの公式オンラインです。三越伊勢丹の化粧品サイト(meeco)や、大丸松坂屋のDEPACOには、エルメッセンスの取り扱いは見当たりませんでした(10月27日時点)。

エルメス公式サイト(フレグランス → エルメッセンス) ※広告ではありません

Amazonや楽天の「オスマンサス ユンナン」に注意

Amazonや楽天市場、フリマアプリでも名前を見かけますが、エルメスはこれらのモールに公式の店を出していません。並行輸入品や、ほかの容器に小分けした「量り売り」の出品が中心です。並行輸入品が必ずしも偽物というわけではありませんが、保管状態が分からず、香水は熱や光で香りが変わることがあります。4万円を超える香水だからこそ、正規の店で買うことをおすすめします。

✕ ✕ ✕

4万円は、高いのか

Is it worth it?

正直に言って、高い香水です。1mLあたり約420円。金木犀の香水で比べると、SHIRO(1mLあたり約105円)の4倍、ロクシタン(約169円)の2.5倍ほどです。

ただ、毎日使う前提で計算すると、見え方が少し変わります。1回のスプレーをおよそ0.1mLとすると、100mLは約1,000回分。1日2プッシュなら、約500日、1年4か月ほど使える計算です(当サイトの目安)。1日あたりにすると、およそ80円台。季節を選ばずに使える香りなら、毎朝の1杯のお茶くらいの値段です。

反対に、「秋の2か月だけ、金木犀の気分を楽しみたい」という使い方なら、4万円は割に合いません。その場合は、次に紹介する手頃な香水のほうが、ずっと満足できるはずです。

✕ ✕ ✕

金木犀の香りを、もっと手頃に

Alternatives

お茶と金木犀を組み合わせた、オスマンサス ユンナンにそっくりな香水は、手頃な価格帯にはほとんどありません。ここでは、方向の違う3本を、目的別に挙げておきます。6本の詳しい比較は「金木犀の香水6本比較」にあります。

果実の明るさで近いのは、ロクシタン

オスマンサス ユンナンのアプリコットの部分に惹かれたなら、ロクシタンの「オスマンサスアブリコ オードトワレ」(50mL 8,470円)。アプリコットと金木犀を合わせた、軽やかな香りで、通年で買えます。10mL(3,410円)から試せるのも利点です。

本物の金木犀に近いのは、SHIRO

反対に、街で嗅ぐあの甘い香りが欲しかったのなら、SHIROの「キンモクセイ オードパルファン」(40mL 4,180円)。2026年からは秋の季節限定品になったので、季節を過ぎると手に入りにくくなります。

いちばん気軽なのは、アクア シャボン

せっけんの清潔感と、金木犀の香りを、3,000円以内で。アクア シャボンの「きんもくせいの香り オードトワレ」(80mL 2,750円)は数量限定です。

✕ ✕ ✕

よくある質問

FAQ
エルメスの金木犀の香水の名前は何ですか?
「オスマンサス ユンナン」です。エルメスの香水コレクション「エルメッセンス」のオードトワレで、2005年にジャン=クロード・エレナが手がけました。
オスマンサス ユンナンの値段はいくらですか?
100mLで42,020円です(当サイトが確認した時点の価格・税込)。価格は改定されることがあるので、購入前にエルメス公式サイトで確認してください。
どこで買えますか?
エルメスのブティック、百貨店内の「エルメス・イン・カラー」、エルメス公式オンラインで買えます。Amazonや楽天市場には公式の店がなく、並行輸入品や小分けの出品が中心です。
本物の金木犀の香りに近いですか?
そっくりそのまま、ではありません。金木犀を雲南の紅茶と重ねた、甘さ控えめで透明感のある香りです。街で嗅ぐ甘い金木犀の香りに近いものを探しているなら、SHIROのキンモクセイのほうが近いと感じる人が多いはずです。
香りはどのくらい続きますか?
オードトワレで、レビューでは3〜4時間ほどという声が多い香りです。金木犀らしさがはっきり分かるのは、つけてから1時間ほど。長く香らせたい日は、つけ直す前提で考えてください。
男性がつけてもおかしくないですか?
おかしくありません。エルメスは男女を問わない香りとして案内していて、甘さが控えめなので、金木犀の香水の中では性別を選ばない一本です。
✕ ✕ ✕

まとめ

In closing
Osmanthus, in a cup of tea.

エルメスの金木犀の香りは、エルメッセンスの「オスマンサス ユンナン」。金木犀を、甘さではなく、雲南の紅茶の静けさで描いた香りです。本物の金木犀そっくりではなく、香りは3〜4時間ほどと淡い。そのかわり、季節や性別を選ばず、長く使える一本です。

4万円を超える価格は、秋だけの楽しみには高い。けれど、一年を通して「自分の香り」にするなら、1日あたりはお茶1杯ほど。まずはブティックで、肌につけて30分、確かめてみてください。

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。エルメスへのリンクは広告ではありません。記載の価格は当サイトが確認した時点の参考価格(税込)で、変更される場合があります。ご購入の際は必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。
※香りの構成・持続時間は、エルメスの公式な説明、香水の情報サイト、美容メディアや個人のレビューをもとにした目安です。香りの感じ方には個人差があります。1日あたりの価格は当サイトの計算です。
※肌に異常があるとき、または使用中に赤み・かゆみなどが出たときは使用を中止してください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次