創業150年を超える英国のヘアブラシ、メイソンピアソン。今もロンドンの職人が一本ずつ手作業で仕上げており、モデルの仕様は何十年も変わっていません。流行り廃りのある美容の世界で、これほど「変わらないもの」は多くありません。
ただ、初めて選ぶときには二つの壁があります。ひとつは、モデルが多くてどれを選べばいいか分からないこと。もうひとつは、並行輸入品が広く出回っていること。この記事では、その両方を整理します。
メイソンピアソンというブラシ
特徴は、天然の猪毛と、独自のクッションパッド。猪毛は静電気が起きにくく、使い込むほど髪の油分がなじんでいきます。柔らかなパッドが頭の丸みに沿ってしなるので、ブラシ圧が一点に集中しません。
プラスチックのブラシのように気軽な価格ではありませんが、丁寧に手入れをすれば十年単位で使い続けられます。「消耗品を買い替え続けるか、一本を育てるか」——メイソンピアソンを選ぶことは、後者を選ぶことです。
主要モデル比較——最初の一本はどれか
モデルは「毛の種類」と「サイズ」の掛け合わせで決まります。日本で定番として選ばれているのは、次の4つです。
| モデル | 毛質 | サイズ感 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ハンディブリッスル | 猪毛100%(標準的な硬さ) | 2番目に小さいハンディ | 迷ったらこれ。猪毛の質感を最も素直に味わえる定番 |
| ハンディミックス | 猪毛+長めのナイロン毛 | ハンディ | 髪が多い・長い人。ナイロンがブラシ通りを助ける |
| ポケットミックス | 猪毛+ナイロン毛 | 最小のポケット | 携帯用・ショートヘア・メンズの1本目にも |
| センシティブブリッスル | 柔らかめの猪毛 | ハンディ | 髪が細い人、頭皮への刺激を抑えたい人 |
選び方の考え方
髪質が標準〜細めなら「ブリッスル(猪毛のみ)」、量が多い・絡まりやすいなら「ミックス(ナイロン入り)」。サイズは、自宅のドレッサーに置くならハンディ、ポーチに入れて持ち歩くならポケット。この二軸で考えると、自分の一本が自然に絞れます。
迷ったときの結論
- 最初の一本 → ハンディブリッスル
- ロング・多毛 → ハンディミックス
- 携帯用・ギフト → ポケットミックス
- 細毛・敏感な頭皮 → センシティブブリッスル
並行輸入品に注意——正規品の見分け方
メイソンピアソンを検索すると、価格に大きな幅があることに気づくはずです。安いものの多くは並行輸入品。日本総輸入販売元のオズ・インターナショナルは、正規ルート以外で輸入された商品について公式に注意喚起をしています。
購入前に知っておきたいこと
正規輸入品には「正規輸入品」シールが貼付されており、万一の不備の際の交換対応などのサポートは正規品のみが対象です。並行輸入品は総輸入販売元のサポート対象外となります。数万円のブラシを十年使うつもりで買うなら、この差は小さくありません。
一生ものとして迎えるなら、正規取扱店から。百貨店ルートなら確実で、ギフトラッピングにも対応してもらえます。
正規品はどこで買えるか
三越伊勢丹の化粧品オンラインストア
百貨店の化粧品ECには、ハンディブリッスルからセンシティブブリッスル、クリーニングブラシ単品まで正規品が揃っています。百貨店ルートなので出どころの心配がなく、贈りものにも安心して選べます。
単価も高価格なので、三越伊勢丹のポイントを貯めている方はぜひこちらから。
楽天市場の正規取扱店
楽天市場にも正規取扱店があります。ポイントを貯めている方はこちらでも。購入前に、商品ページに「正規品」の記載があるショップかを確認してください。
十年使うためのお手入れ
手入れといっても、難しいことはありません。付属(または単品販売)のクリーニングブラシで、月に1回ほど毛の間の埃を取り除く。半年に1回ほど、ぬるま湯でさっと洗って陰干しする。それだけで、ブラシは静かに育っていきます。
毛先が広がってきた、パッドの弾力が落ちた——そんな変化が出るまでには、通常かなりの年月がかかります。手をかけた分だけ長く使える道具は、それ自体が小さな豊かさです。
ちなみに、ブラッシングで摩擦をへらしても、髪は眠っている間じゅう枕とこすれ続けています。寝ている間の摩擦対策まで揃えるなら、シルク枕カバーの選び方(COCOSILKとLILYSILKの比較)もどうぞ。
髪まわりの道具は、ヘアケアの記事一覧でもまとめています。
※本記事は一般的な製品情報の紹介であり、効果・効能を保証するものではありません。仕様・取扱状況は変更される場合があります。正規取扱店の最新情報は日本総輸入販売元の公式サイトでご確認ください。